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特集 Ca2+-チャンネルの最近の動向
神経細胞にみられるCa2+チャンネルの異種性
Heterogeneity of Ca2+ channels in neural cells
吉井 光信
1
Mitsunobu Yoshii
1
1明治乳業ヘルスサイエンス研究所
pp.539-544
発行日 1987年12月15日
Published Date 1987/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425905075
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Ca2+チャンネルを介して細胞内に流入したCa2+は,筋収縮,伝達物質やホルモンの分泌,酵素活性,膜のイオン透過性などの重要な細胞機能に関係している1-3)。この細胞の調節に役立つCa2+チャンネル自体も伝達物質やホルモン,種々の薬物により変調され,二次的に細胞機能が制禦されることになる。
最近のPatch-clamp法4)の導入は,これまで研究することが困難であった細胞,とくに脊椎動物の神経細胞の膜機能を分子レベルで解明する道を開いた画期的なものであった。したがって,最近のCa2+チャンネル研究も高等動物の神経系を対象としたものが急増し,そのチャンネル特性の多様性が注目されている。
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