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特集 細胞毒マニュアル—実験に用いられる細胞毒の知識
転写・蛋白合成に作用するもの
翻訳阻害剤
フシジン酸
Fusidic acid
田中 信男
1
Nobuo Tanaka
1
1東京大学応用微生物研究所生物活性部門
pp.559-560
発行日 1984年12月15日
Published Date 1984/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904672
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■特性
1)フシジン酸(fusidic acid)=ラマイシン(ramycin)
真菌Fusidium coccineumの培養によって得られるステロイド抗生物質。C31H48O6,分子量516.69。融点192〜193℃。UV:λmax=204nm(ε9900),220nm(ε9400)。pKa:5.35(水)。アルコール,アセトン,クロロホルム,ピリジン,ジオキサンに溶けやすく,水,エーテル,ヘキサンに溶けにくい。
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