話題
英語科学論文の書き方
久保田 競
1
Kisou Kubota
1
1京都大学霊長類研究所神経生理研究部門
pp.141-153
発行日 1979年4月15日
Published Date 1979/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425903313
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はじめに
特定研究「脳の統御機能」班は班員の研究支援活動の一つとして,発足第2年度(昭和53年度)に「英語科学論文の書き方」のワークショップを行うこととし,John M.Brookhart教授(アメリカ・オレゴン州立大学医学部・生理学教室)を講師として招くことにしてワークショップ実行委員会〔久保田競委員長(京大・霊長類研),森茂美(旭川医大),大村裕(九大・医)の3委員で構成〕を第1年度に発足した。会の立案その他は実行委員会があたり,参加者は「脳統御」の総括班会議で選ばれた。このワークショップでは会の前に参加者が自分の英語論文(投稿中のもの,投稿直前のもの)をBrookhartに提出し,Brookhartはその中より適当な教材を選び,参加者とBrookhartがそれを討論して問題点を訂正,書き改めるという形式をとった。
このワークショップはきわめて有意義であり成功したので,この内容をできるだけ細部にわたって紹介し,(一般に)英語で科学論文を書く日本人の参考にしていただけたらと願っている。
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