特集 動物の行動機能テスト―個体レベルと分子レベルを結ぶ
10.線虫
温度走性テスト
森 郁恵
1
,
大島 靖美
1
1九州大学理学部生物学教室
pp.606-607
発行日 1994年10月15日
Published Date 1994/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900852
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目標
線虫は,餌のある培地で通常に飼育された後,温度勾配のある所に置かれると,飼育温度の方向へ寄っていき,その温度付近で等温線を描くように移動する。温度走性テストは,この正常な応答に影響を与える飼育環境要因,薬剤,突然変異,あるいはこの応答を担う神経細胞を同定するために用いる。
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