増大特集 学術研究支援の最先端
Ⅳ.先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム(PAGS)
ⅱ.情報解析支援ネットワーク
がんにおける数理モデル解析を用いた研究支援
波江野 洋
1
,
佐伯 晃一
1
Haeno Hiroshi
1
,
Saeki Kouichi
1
1東京理科大学生命医科学研究所
キーワード:
確率シミュレーション
,
多領域ゲノムシークエンス
,
発がん過程
,
ゲノム不均一性
,
免疫逃避進化
Keyword:
確率シミュレーション
,
多領域ゲノムシークエンス
,
発がん過程
,
ゲノム不均一性
,
免疫逃避進化
pp.526-527
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201961
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近年,様々な研究分野においてDNAやRNAなどの細胞情報を扱うオミクス解析が中心的な役割を果たすようになってきた。本稿では,ヒトがん検体における多領域DNA-Seqデータに適用可能ながん進化過程のシミュレーションモデルを紹介し,大腸がんデータへの応用例を示す。多領域DNA-Seqとシミュレーション結果の比較から,マイクロサテライト不安定性大腸がんでは免疫による選択圧を克服しながら進展していくことが示された。
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