増大特集 学術研究支援の最先端
Ⅰ.先端バイオイメージング支援プラットフォーム(ABiS)
ⅳ.画像解析支援
頭を安定させて遊泳するために重要なMCoDニューロンの機能解明
川野 幸平
1
Kawano Kohei
1
1京都大学大学院農学研究科食品生物科学専攻食品生理機能学分野
キーワード:
ゼブラフィッシュ
,
介在ニューロン
,
脊髄神経回路
,
ロコモーション
,
低速遊泳
Keyword:
ゼブラフィッシュ
,
介在ニューロン
,
脊髄神経回路
,
ロコモーション
,
低速遊泳
pp.426-427
発行日 2024年10月15日
Published Date 2024/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201911
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動物の移動運動(ロコモーション)は,逃避,採餌,生殖,探索など様々な行動を実行するために必要不可欠な基本的運動である。これらの多様で複雑な行動の基盤を解明するため,ゼブラフィッシュ仔魚を用いて脊髄介在ニューロンの一つであるMCoDニューロンに着目した。MCoDニューロンを2光子レーザー顕微鏡により破壊すると,低速遊泳時にみられる頭部の安定性が損なわれることを見いだした。更に,低速遊泳時にはS字のような体型がみられるが,その出現頻度が大幅に低下することも見いだした。
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