Japanese
English
特集 意識
Ⅰ.ヒトを対象とした実験的アプローチ
身体的自己意識の認知科学
Cognitive science of bodily self-consciousness
鈴木 啓介
1
,
宮原 克典
1
Suzuki Keisuke
1
,
Miyahara Katsunori
1
1北海道大学人間知・脳・AI研究教育センター
キーワード:
身体的自己意識
,
ラバーハンド錯覚
,
体外離脱体験
,
離人症
,
自我喪失
Keyword:
身体的自己意識
,
ラバーハンド錯覚
,
体外離脱体験
,
離人症
,
自我喪失
pp.13-17
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425201457
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あらゆる意識体験は“誰か”にとっての経験であり,その中心には常に経験の主体としての“自己”が存在するように思える。そのなかでも,身体を通して立ちあがる自己は,主体と客体の両方の性質を持ち合わせるという意味で,意識研究において興味深い対象である。本稿では,身体的自己に関わる認知神経科学的研究を紹介していくことで,その神経科学的理解がどの程度進んでいるかをみていきたい。
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