特集 シナプスをめぐるシグナリング
1.受容体
Delta2受容体
幸田 和久
1
,
掛川 渉
1
,
柚﨑 通介
1
Kazuhisa Koda
1
,
Wataru Kakegawa
1
,
Michisuke Yuzaki
1
1慶応義塾大学 医学部 生理学教室
pp.382-383
発行日 2010年10月15日
Published Date 2010/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425101015
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Delta2受容体(GluD2)は遺伝子配列の相同性からイオンチャネル型グルタミン酸受容体(iGluR)に分類されるが,グルタミン酸には結合しない。そのため,GluD2は小脳機能に必須であるものの,オーファン受容体として扱われ,その作用機序は長年不明であった。しかし,ここ数年間でGluD2のユニークな分子機構が次第に明らかになってきた。
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