#総合診療
#書評:動画・音声付臨床問題教材作成ガイド—次世代医師国家試験を見据えて
新納 宏昭
1
1九大大学院・医学教育学
pp.447
発行日 2026年4月15日
Published Date 2026/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360040447
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本書は、次世代医師国家試験のコンピュータ試験(Computer-Based Testing:CBT)化を見据え、動画・音声を用いた臨床問題教材の作成方法とその教育的意義を解説した類まれな一冊である。その内容は、単なる作成マニュアルにとどまらず、医学教育の変革、DX時代に求められる医師の資質・能力、そしてAI技術の活用に至るまで、時流に沿った興味深いものである。
医師国家試験のCBT化が、現行の診療参加型臨床実習をさらに活性化し、同時に実践力を総合的に評価するツールとなることには全く同感である。従来の筆記試験では評価が困難とされた「医師の知覚情報の認知と言語化能力」や「情報識別力と応用力」に着目し、これらの能力評価には動画・音声素材が不可欠であるという点は論を俟たない。

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