What's your diagnosis?[279]
そらシックだこと!
酒見 英太
1
1洛和会京都医学教育センター
pp.340-343
発行日 2026年3月15日
Published Date 2026/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510360030340
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病歴
患者:51歳、女性
主訴:再発性左頸部腫脹
患者背景:子宮腺筋症に対しブセレリン点鼻薬で偽閉経療法を11年前まで受けたあと、45歳より漢方(柴苓湯、柴胡加竜骨牡蠣湯)+緩下剤を今日まで使用している51歳未婚女性。月経は不順になってきているが未閉経である。小学校養護教諭をしており、ペットは飼わず一人暮らし。喫煙も飲酒もせず。アレルギーはアセタミノフェンとPL顆粒で全身掻痒と嗄声をきたしたことあり(ロキソプロフェンでは問題なし)。ここ10年ほどは毎月ビタミンCの大量静注、お肌のエステ(温熱療法)と整体を受けている。
現病歴:前夜就寝時まで症状なく、内科受診2日前の起床時に気づいた左頸部の鈍痛と圧痛+急速に悪化した同部の腫脹にて、同日22時に当院ERを受診。最近の重労作や明らかな外傷、激しい咳こみのエピソードはなかった。同様の症状は(共通するきっかけは思い当たらないが)4年前と1年前にあり、他院内科や整形外科を受診も原因不明で、いずれも1〜2週間で自然軽快していた。腫れ方は今回のほうが強いが、痛みはたいしたことはない。ERでは血液検査と単純CT撮影をされ、無治療で2日後の内科受診を勧められた。悪寒・発熱・寝汗なく、食欲あり、体重も便通も変わらず。頸部に痒み、発赤、熱感はない。嚥下痛もない。咳や呼吸苦もないが、内科受診日には深吸気で「両横隔膜あたり」が痛むと言う。家族に浮腫性疾患はいない。

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