What's your diagnosis?[276]
天網恢恢疎にして漏らさず
大江 将史
1
,
上田 剛士
1
1洛和会丸太町病院 救急・総合診療科
pp.1434-1438
発行日 2025年12月15日
Published Date 2025/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350121434
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
病歴
患者:49歳、男性
主訴:6時間前からの咽頭痛
現病歴:来院前日の午後7時頃、夕食後より徐々に咽頭痛を自覚した。午後9時には胸やけを認め、来院当日午前0時には後頸部から後頭部にかけて疼痛が出現。その後、咽頭痛が増悪したため、午前1時に救急要請となった。来院時には胸骨切痕直上を指1本で示しながら、「喉が痛い」と繰り返し訴えていた。その他の自覚症状は消失しており、同様のエピソードの既往はなかった。
陰性症状:鼻汁、嚥下時痛、咳嗽、胸痛、呼吸困難、冷汗、嘔気・嘔吐、呑酸感、胸やけ、頭痛、後頸部痛、しびれ、脱力
既往歴:糖尿病(HbA1c:7%台)
内服薬:シタグリプチン、イプラグリフロジン、メトホルミン
生活歴:ほとんど飲酒しない。喫煙は20歳から20本/日(current smoker)

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.

