特集 画像検査との“上手な”つきあい方—知っておきたい画像検査・画像診断のアレコレ
【画像検査と上手につきあうヒント】
❶私の画像検査とのつきあい方—診療所家庭医編
藤沼 康樹
1,2
1生協浮間診療所
2医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
キーワード:
診療所
,
診断の遅れ
,
過剰検査
Keyword:
診療所
,
診断の遅れ
,
過剰検査
pp.1057
発行日 2025年9月15日
Published Date 2025/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.218880510350091057
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東京都内の診療所(グループプラクティス)で家庭医として日々診療に当たるなかで、画像検査は臨床判断を支える重要なツールである。しかし同時に、その適切な活用は常に頭を悩ませる課題でもある。
当院では単純X線撮影と超音波検査のみが実施可能である。単純X線では胸部、腹部の撮影に加え、副鼻腔、頸椎、腰椎、股関節、膝関節などの検査が可能である。小児の場合は肺炎の除外目的で撮影することもあるが、臨床症状から肺炎が強く疑われる場合には、無駄な被曝を避け、速やかに小児科専門医へ紹介するようにしている。
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