取材
―NPO法人 相双に新しい精神科医療保険福祉システムをつくる会(理事長・丹羽真一福島県立医大教授)が発足―表に裏に精神科看護師の力
精神看護編集室
pp.75
発行日 2012年3月15日
Published Date 2012/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689101000
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震災前から精神科医療機関がなかった福島県相馬市
1月9日、相馬市総合福祉センターでおこなわれたNPO法人発足の記念式典では、副理事長を務める大川貴子氏(福島県立医大看護学部准教授)が発足の経緯を説明しました。
「相双」とは、福島県の相馬・双葉という地域のことです。震災後、地震と原発事故によって福島県全域の医療システムは大きなダメージを受けました。中でも相馬市は、震災以前から精神科の病院もクリニックもないという特殊な地域で、地域に住む精神障害を持つ人々は、遠く隣の市にある病院まで通院していました。
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