連載 「身体と薬」をめぐる見逃せない情報・1【新連載】
薬の受容体プロフィールを見れば「副作用」は予測できます
長嶺 敬彦
1
1清和会吉南病院・内科
pp.44-48
発行日 2008年1月15日
Published Date 2008/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100471
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すべての抗精神病薬は「中脳辺縁系」における「ドパミン受容体」の遮断作用があり、それによって抗幻覚妄想作用を得ようとしています。実は薬が違っても、ドパミン遮断に関しての効果の差は、至適用量での治療であれば極端な差はないということがわかっています。
ところが、こと“副作用”については薬の種類によってかなり差があります。それは薬がさまざまな受容体に対してどのようにくっつくかの違いによって生じています。
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