フィジカルアセスメントを学ぼう・10
神経系の診察(1)―意識,高次精神機能
箕輪 良行
1
1自治医科大学附属大宮医療センター総合医学
pp.872-874
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902445
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神経系のフィジカルアセスメントには,高次精神機能(認知や感情),12本の脳神経,感覚機能,運動機能の評価がすべて含まれてきます.これらを完璧にみるのは非常に難しく時間がかかります.どういう場合に神経系の診察が必要となるのか,その診察が制限されてしまうのはどういう時かは在宅介護に携わるスタッフにとってますます大切になります.
たとえば腹痛よりも頭痛を訴えている時には神経系の評価が重要です.痴呆が進んで指示に従うのが困難な時は正しく診察できません.
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