米国短報
米国の在宅医療事情(1)―さまざまなサービス供給主体
Scott 渡辺 由佳里
pp.824-825
発行日 1997年11月15日
Published Date 1997/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688902437
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極端な資本主義がゆきつくところ
8月上旬から始まった配達業最大手UPSのストライキが長期化し注目を浴びています.UPSは,個人の宅配のほか病院の血液や検体の輸送も行なっているので,医療機関にも影響を与えています.
UPSではパートタイムがなんと従業員の8割を占めています.パートの勤務時間はフルタイムと同等なのに待遇がそうでないのが不満の原因です,フルタイム採用では健康保険などの福利厚生費や,昇給などによる人件費のアップでコストが極端に上昇します.運営コストを上げると株価が下がり,UPS経営陣の首にもつながるようで,そう簡単に解決しそうにありません.
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