連載 訪問看護師のための判断力トレーニング・8
Step❼多職種とともに導く最善解 その2
清水 奈穂美
1
1滋賀医科大学附属病院看護臨床教育センター
pp.594-600
発行日 2021年8月15日
Published Date 2021/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201731
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
前回は、「医療依存度の高い療養者」のケースにおける訪問看護師の判断力を紹介しました。処置が必須となる場合、つまり目先の課題にとらわれそうなケースこそ「全体」を捉えることが重要であり、看護師単体では成立せず、多職種協働によってこそ導かれる最善解への過程を解説しました。
今回も、多職種とともに導く最善解がテーマです。今回は特に、療養者の「命にかかわる選択」、つまり倫理的課題をはらむケースを紹介しながら、訪問看護師の判断について考えてみたいと思います。
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.