連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・124
かゆいところに手が伸びる
秋山 正子
1,2,3
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
2暮らしの保健室
3マギーズ東京
pp.56-57
発行日 2020年1月15日
Published Date 2020/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688201358
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寒くなってきました。外気温が下がり、湿度も下がる冬場は、皮膚が乾燥しやすくなります。すると、皮膚にはさまざまなトラブルが発生しやすくなります。
たとえば、かゆみです。老人性皮膚掻痒症には多様な要因がありますが、加齢に伴って皮膚の保水力がなくなり、かつ体内水分量が減って脱水に傾いている時によくみられる現象です。寒い季節のかさかさ肌は、かゆみが増し、そこを無意識に掻き壊してしまうものですから、その手当ては二重にも三重にも手が掛かります。局所的な手当てだけでは、いたちごっこになってしまいます。
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