特集 新卒看護師がいきいきと育ち、働けるわけ
【新卒で訪問看護師を選ぶことに迷っているあなたへ】—介護士から看護師へ—もっと知りたい! 学びたい!/その人らしく生活することを支えたいという思いをもって/訪問看護師には訪問看護師の成長過程がある/自分の成長が実感できるのが訪問看護の魅力—訪問看護ステーション管理者からのメッセージ
松本 美香
1
,
柳瀬 奈々恵
2
,
小穴 紗穂
3
,
植木 晴菜
4
1(株)フローレンス訪問看護ステーションくれよん
2公益社団法人山梨県看護協会ゆうき訪問看護ステーション
3聖路加国際大学看護学部
4ケアプロ訪問看護ステーション東京中野本店
pp.879-884
発行日 2016年11月15日
Published Date 2016/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200569
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介護現場の経験から看護をめざして
私は社会人経験を経て、38歳で看護学校へ入学し、41歳で看護師になりました。昨年度、新卒訪問看護師として就職し2年目になります。
私が訪問看護師になりたいと思ったきっかけは、13年間の介護現場のなかで関わらせていただいた恩師との出会いのなかにあります。恩師は全国にもたくさんある障害者団体(CIL)の代表を務めていました。代表は自ら難病を抱えながら、全国の重度心身障害者の自立支援や相談業務に携わっていました。私は恩師のもとで介護福祉士として在宅介護を行なっていました。そんななか、ALSの方の介護に携わり、人工呼吸器の取り扱いや吸引を実際に行なうようになり、「もっと知りたい! 学びたい!」と思うようになりました。
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