日本訪問看護振興財団「退院調整看護師育成セミナー」開催―「入院の目標は退院！」と，講師の角田直枝氏

　医療制度改革により在院日数の短縮が進められ，医療的なケアが継続して必要な人たちが在宅療養に移行していくケースが多くなってきた。移行の際，訪問看護ステーションとの円滑な連携が鍵となるが，まだ病院側にも患者側にも不安があるのが現状だ。

　先の診療報酬改定で「退院調整加算」が算定されたことも関連して，地域との連携を強化し，社会資源を利用して在宅での療養生活を安定したものにする退院調整看護師の育成に注目が集まっている。2008年度日本訪問看護振興財団では仙台，東京，大阪，名古屋（7/30(水)，31(木)），札幌（8/28(木)，29(金)），愛媛（9/18(木)，19(金)），福岡（10/1(水)，2(木)）の7会場で育成セミナーを開催するという。そこで，6月10(火)，11(水)日に開催された東京会場の様子を紹介したい。