日本訪問看護振興財団訪問看護認定看護師教育課程について

　日本訪問看護振興財団認定看護師教育課程訪問看護学科は，わが国で最初の訪問看護認定看護師教育課程として2005年10月に開講し，現在65名の修了生が訪問看護認定看護師として全国各地で活動し，2009年3月には4期生が教育課程を修了したところである。当財団は東京都渋谷区の表参道に面した日本看護協会ビル5階にあり，看護に関する最新の情報が集まる場所で全国各地よりの受講生を迎えている（写真1）。

　開講期間は全日制で6か月（10月～3月）の集中型である。前半3か月は講義と演習が中心となり，看護技術演習は演習施設でスペシャリストの講義・技術指導を受ける（写真2）。後半の6週間は訪問護ステーションでの臨地実習，そして最後の1か月は自己の学習のまとめとして，実習ケースの看護過程のふり返りとケースレポートの作成，そして発表を行なう。3月の修了試験を経て，認定看護師教育課程の修了となる。