焦点
ABC分析を用いた無在庫方式による医療材料管理の検討
小阪 三奈子
1,2
1NTT伊豆逓信病院中材
2NTT伊豆逓信病院手術室
pp.73-78
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900233
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研究目的
医療技術の進歩に伴い,医療産業は次々と新製品を開発し,今や医療材料の数は10万種以上に及ぶといわれている.伊豆逓信病院では,診療従事者(主に医師)の価値観の多様化,商品サイクルの短命化,多品種少数使用に加え,現場の看護婦が物品不足から生ずる業務への支障を恐れるあまり,在庫を多量にストックする等の要因により,医療材料を取り扱う中央滅菌材料室(以下「中材」という)は在庫の増加を余儀なくされている.
また,従来の滅菌,感染防止といった中材の本来業務に加え,多種類のディスポ製品の購入・保管・点検・供給・デッドストックの処理等物品管理に関する問題や費やす時間が多くなっている.
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