第45回全国国立大学病院看護部長会議報告

　高齢化現象や疾病構造の変化など，看護に関して社会の人々から熱い眼差しが注がれている．これらの期待に応えられ，満足のいく質の高い看護を提供するために我々が対応すべき問題は，ますます複雑化している．医療法の改正，特定機能病院，看護業務改善に関する諸点，看護婦の人材確保の促進に関する法律など，大学病院として取り組まなければならない多くの問題がある．

　このような重要な時期に第45回全国国立大学病院看護部長会議が，1993年5月27～28日の両日，山形大学が担当して，山形グランドホテルを会場に開催された．全国国立大学病院からは，47名の看護部長が出席した．また，文部省からは，高等教育局医学教育課の杉浦哲郎大学病院指導室長，栄木実枝専門職員が出席した．