連載 おとなが読む絵本——ケアする人,ケアされる人のために・182
ヒルザキツキミソウとの“忍び逢い”
柳田 邦男
pp.954-955
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201997
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「その年齢になってみないと,わからないことがある」とよく言われるが,80代半ばになって,その言葉をほんとにそうだなあと,身にしみて感じるようになった。腰痛と脚の痛みだ。つい数年前までは,遠方の被災地の取材でも,地方での講演でも,新幹線や航空便を使っての日帰り出張をしても,疲れを感じることがなかったのに,最近は杖なしでは数百メートル以上歩くことができないし,地方出張は前泊しないときつくなってきた。
これはいかん,脚力を衰えさせないためには,毎日歩かないと駄目だと自覚して,夜,涼しくなってから,2〜3千歩の散歩をしている。もっと早くからやっていればよかったなあと,反省することしきりだ。でも,夜の散歩もいいものだと,気づいたことがある。
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