巻頭シリーズ アートとケア アール・ブリュットから受けとるもの・11
人生は楽しい
田島 光浩
1,2
1社会福祉法人南高愛隣会
2障害者の文化芸術国際交流事業実行委員会
pp.965
発行日 2020年11月10日
Published Date 2020/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686201706
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日本のアール・ブリュットは,知的障害者等の日常生活から光を見いだしてきた歴史でもあります。福祉現場では課題と捉えられていたことが見直され,新たな角度から捉え直すことで再定義されてきました。
そこには,「自分を自分たらしめるための何か」を表現する精神的必然性を伴う能動的な行いが溢れています。「表現すること」は彼らの秘めた力を発揮できる舞台であり,人生における出番を増やします。
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