特集 高齢者の安心・安全な在宅療養を支える 病院の救急医療と地域・在宅との連携
高齢者の救急搬送と在宅医療の有機的な連携—「ふくろうプロジェクト」で実現する命と生活を支えるまちづくり
山岸 暁美
1,2
1慶應義塾大学医学部衛生学公衆衛生学教室
2医療法人財団千葉健愛会あおぞら診療所
pp.808-814
発行日 2017年10月10日
Published Date 2017/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686200801
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千葉県松戸市を基盤とする,救急・在宅医療連携に関する研究事業,通称「ふくろうプロジェクト」に携わる立場から,高齢者救急と在宅医療の連携上の課題を整理する。また,ふくろうプロジェクトが開発した緊急時連絡シートの活用の実際や,高齢者本人が希望しない終末期の救急搬送を防ぐための体制整備,病院・在宅・行政・市民がともに取り組む地域づくりについて紹介するとともに,急性期病院の看護管理者への期待についても述べる。
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