特別記事 大学を主体に実施した「愛媛県高度看護力開発事業」
―愛媛県高度看護力開発事業の成果報告①―回復期リハビリテーション病棟における効果的な合同カンファレンスに向けた改善のプロセス
金野 朋子
1
,
尾神 加代子
1
1医療法人北斗会大洲中央病院 看護部
pp.874-877
発行日 2014年9月10日
Published Date 2014/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686103188
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人材開発における当院の状況
大洲中央病院(以下,当院:表1)は,愛媛県の西部に位置する198床のケアミックス型病院である。週3日間(金~日)の二次救急を担い,土日診療を行っていることや,各種の研修が開催されることの多い松山市までは移動に片道約1時間かかるなどの理由から,院外研修への参加が少なくなる傾向にあった。
管理者研修については,愛媛県看護協会による認定看護管理者セカンドレベル教育の開始に伴い,地域からの受講がしやすくなったが,中堅やベテラン層の教育においては課題が多い。大規模施設では自施設内で研修が実施されるが,当院のような中規模病院では院外研修に頼っている実情がある。また,開催されてもスタッフの演習等への苦手意識も手伝い,なかなか参加につながらず,苦慮していた。
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