特集 多職種協働で推進する医療の力 先進的かつ効果を上げアウトカム評価がなされている事例より
看護師が他職種と協働で行なう身体的・精神的・社会的ケア―造血幹細胞移植チームにおける口腔ケアの成果
田沢 弘子
1
1虎の門病院
pp.473-477
発行日 2012年6月10日
Published Date 2012/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102456
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虎の門病院(以下,当院)では,造血幹細胞移植の適応の広がりとともに,現在では年間120~150件の移植を行なっている。移植医療の適応が広がり,高齢者や合併症をもっていても移植を受けられるようになっている今,医師,看護師をはじめ多くの医療者が協力し移植医療を行なっている。そのようななかで,患者と日々奮闘する看護師の関わりについて紹介したい。
当院は,平成23年度厚生労働省の「チーム医療実証事業委託施設」に登録している。造血幹細胞移植で多くの症例を経験している施設として,現在行なっているチーム医療のあり方を紹介させてもらうことで,移植医療の取り組みが全国に広がり,今行なっていることのひとつでも参考になれば幸いである。
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