実践報告
看護師の蓄積的疲労度の軽減を図る2交代と3交代とミックス型夜勤導入
小西 育子
1
1安曇野赤十字病院 看護部
pp.414-416
発行日 2012年5月10日
Published Date 2012/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686102433
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はじめに
看護職員が仕事を続けるうえで夜勤・交代制勤務・長時間労働は大きな障害になっている。さらに育児短時間制度・部分休業・深夜勤免除など多くの育児支援制度が導入される現場で,夜勤のできる看護師への負担が増えている。高齢化の進む長野県の中規模病院の看護管理者にとっていかに夜勤のできる看護師を確保するかは大きな課題である。
日本看護協会が2010(平成22)年に行なった「病院看護職の夜勤・交代制勤務等実態調査」の結果からさまざまな問題や課題が浮き彫りになった。そこで看護管理者としては,働く看護職員の健康を守りつつ夜勤を続けられる体制や環境の整備をすることが必要である。今回当院では2交代と3交代を組み合わせたミックス型夜勤が看護師の蓄積的疲労度の軽減に一定の成果を認めたので報告する。
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