連載 スクラブナース6年生・69
JCAHO
鈴木 美穂
pp.160
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101963
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- 文献概要
先日私が働いている病院にJCAHO(Joint Commissionon Accreditation of HealthcareOrganizations:医療施設認定合同機構)が来た。3年に一度ぬきうちで評価にやってくる。3年ごとのはずなのに,私は病院をたびたび変わっているためか,毎年のようにJCAHOの訪問に出くわしている。前の病院では,医療職員のパフォーマンス・ファイルの審査で,無作為に私のファイルが選ばれたことがある。そのときはN95マスクフィットテスト結果が欠けているとして,看護部に呼び出され,改めてフィットテストをして証明書を作成した。入社時にやっているにもかかわらず,その書類がきちんと管理されていないとは,私が審査員だったら大減点だ。今回の訪問では,私の担当患者のカルテがカルテ審査の対象として持って行かれ,何か指摘されたらと冷やひやしたが事なきを得た。
ぬきうちといっても,幹部はいつごろ来るかは把握しているとみえ,2~3か月前から職員への直接質問に対して事前準備が始まる。看護職員への事前準備は比較的徹底しているので,当日は医師のほうがナーバスになって「RACE1って何だっけ?」などと看護職員に聞いてまわっていたりする。確認事項はおもに以下のとおりである。
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