特集 NSTが実現する医療の質向上――診療報酬改定をさらなる契機に
扉
pp.567
発行日 2010年7月10日
Published Date 2010/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101776
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2001年頃から各施設で栄養サポートチーム(以下,NST)の発足が始まり,2006年の診療報酬改定で,「栄養管理実施加算」が新設されたことを契機に一気に弾みがついた。そして,2010年の診療報酬改定では,「栄養サポートチーム加算」(週1回200点)が新設された。専任チームのなかに1名の専従要件がついたことにより,ハードルの高いものとなったが,より質の高いNST活動に向けた価値あるインセンティブである。
この機に,わが国全体のNSTにかかわる看護師の活動実態,院内でのより質の高いNST活動に向けた組織づくり,在院日数の短縮が進むなか,地域・在宅と連携した地域一体型NST体制の構築に向けた取り組みをご紹介し,NST活動をブラッシュアップしていただく機会としたい。
*なお,栄養サポートチーム加算の詳細については本文568ページからの矢吹浩子氏の稿をご参照ください。
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