巻頭インタビュー
病院が理想の組織へと変わるとき―病院長のリーダーシップと看護管理者のフォロワーシップが重なった 社会保険相模野病院 内野直樹病院長・佐藤美樹看護局次長・佐藤朋恵同次長に聞く
中根 薫
1
1近畿中央病院副看護部
pp.579-583
発行日 2009年7月26日
Published Date 2009/7/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686101517
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
病院組織の改革において,組織のリーダーである病院長のリーダーシップが重要なのは言うまでもない。しかし,病院長1人だけで改革ができるわけではなく,そこにはリーダーに協力的なフォロワーの存在が不可欠である。看護管理者は病院長のリーダーシップをどのように支援できるのだろうか。
社会保険相模野病院は,神奈川県相模原市にある170床の病院で全国社会保険協会連合会(以下,全社連)が運営する病院グループの1つである。有害事象はすべて公表するという方針を打ち出し,破綻寸前の病院を黒字病院へと経営改善を成し遂げたことで知られている。病院長である内野直樹医師に,何をめざした改革だったのか,そして改革のリーダーシップをどのようにとり,看護管理者のどんなフォロワーシップが効果的であったのかについてお話をうかがった。また,看護局次長である佐藤美樹氏と佐藤朋恵氏に,実際に看護管理者としてとったフォロワーシップの実際についてお聞きした。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.