BOOK REVIEW
『看護倫理のための意思決定10のステップ』
青山 ヒフミ
1
1大阪府立看護大学看護学部看護学科
pp.601
発行日 2004年7月10日
Published Date 2004/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100525
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看護倫理とつきあいはじめてもう十数年になる。当時,教育担当婦長として勤務していた病院で,倫理委員に任命されたことがきっかけだ。その病院はホスピスの草分け的存在であると同時に,新生児医療についても1960年代からペリネータルセンターを立ち上げ,先駆的に取り組んでいた。そのため,院内では生命の始期と終期についての倫理的問題が数多く生じ,医療者間で時に対立しながらも公式,非公式にしばしば話し合いがなされていた。
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