特集 日本看護診断研究会・第2回学術集会報告
一般演題
15.心身症および神経性習癖をきたした思春期の男子に看護診断を導入して
本郷 久美子
1
,
鈴木 恵子
1
1三育学院短期大学
pp.208-211
発行日 1993年2月28日
Published Date 1993/2/28
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900137
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はじめに
私たちの臨床実習に看護過程,POSを取り入れてから久しい。昨年より更に,患者理解の枠組みとしてロイ適応モテルを取り入れ,実習に取り組んでいる。しかし,看護問題の明確化という看護独白の問題のとらえ方には苦心しているのが現状である。
今回,小児臨床看護実習で思春期男子(以下M君と呼ぶ)の看護を展開させるのに看護診断を導入した。その結果看護の方向性を明確にすることができ,期待した結果が得られた。更に,患者理解に必要なアセスメントの視点としてのロイ適応モデルの適格さ,簡便さなど再認識させられた。このような状況下で具体的な看護を系統的に実践し結果が得られたので,その経過報告をしたい。
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