連載 —若手研究者による若手研究者のための—英語論文執筆のTips・6
査読者としての経験
植木 慎悟
1
,
山上 優紀
2
1九州大学大学院医学研究院保健学部門
2奈良県立医科大学疫学・予防医学講座
pp.510-517
発行日 2022年10月15日
Published Date 2022/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202033
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これまでの連載では,論文を作成する側としての内容を執筆してきたが,今回は投稿された論文を精査する査読者側に立つことについて記していきたい。博士号を取得して4年,まだまだ新人研究者の私が投稿論文の査読者としての経験を語ることはおこがましいと感じつつ,それでもわずかな経験の中での気づきや,査読依頼を受ける心構えを読者に伝えることで,看護学という学術界の発展につながるのではと思い,筆をとった次第である。まず,査読者がどのようにして投稿論文を受け取っているのか,その流れから説明していきたいと思う。
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