研究
家庭健康管理に関する研究—主婦の結核とがんに関する知識と一般衛生習慣について
金川 克子
1
1金沢大学医学部公衆衛生学教室
pp.178-191
発行日 1970年4月15日
Published Date 1970/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200181
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緒言
家庭健康管理を行なっていくとき,主婦の病気に対する知識や,衛生習慣が主要な役割を果たしていると考えられる。またそれらは健康管理活動の評価にも役だつものである。われわれは昭和37年9月より,金沢市内1地区で家庭を単位とした健康管理を行なっており,その実施概要については,すでに発表している1),2)。その健康管理の一環として管理家庭の主婦の結核やがんに関する知識ならびに一般衛生習慣をアンケート調査によって調べるとともに,管理を行なっていない同地区の一般家庭の主婦についても同様の調査を行ない,家庭健康管理活動についての一つの評価を試みた。また結核やがんの知識,ならびに一般衛生習慣と関係があると思われる諸要因との関係についても検討した。
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