連載 助産研究をしよう 基本を押さえて臨床で活かす!・7
研究計画書の書き方
福澤(岸) 利江子
1
1筑波大学医学医療系
pp.586-590
発行日 2016年7月25日
Published Date 2016/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200530
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今回は研究計画書の書き方について説明します。研究計画書とは,料理をする時のレシピです。研究計画書をきちんと書いてから調査にとりかかったかどうかは,文献検討と同じく,外からは見えないけれど,研究の意義を左右する重要なプロセスの1つです。
大学院で修士論文や博士論文にとりかかる場合には,研究計画書はプロポーザルと呼ばれ,これを完成させることはとても大きなステップになります。よいレシピさえつくれたら,あとはそれに従って実施あるのみだからです。「早くアンケート用紙をつくりたいな♥」「リクルート用のチラシをつくりたいな♥」と次の作業に進みたくなりますが,その前にきちんと研究計画書を書く意義と方法について知っておきましょう。
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