特集 70巻記念号 『助産雑誌』と私の歩み
【私と助産雑誌】
『助産雑誌』との出会いと今後の助産師の展望
岡本 喜代子
1
1日本助産師会
pp.10-12
発行日 2016年1月25日
Published Date 2016/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665200385
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『助産雑誌』との出会い
『助産雑誌』にはすでに私が学生の時から,先輩助産婦の素晴らしい研究や経験がたくさん掲載されており,助産婦や助産学生は当然読むべき専門誌として存在していた。
その後,私は臨床経験を4年間積んでから,助産婦教育の道に進むことになった。助産婦学校の教員になるために,私は1979(昭和54)年度に国立公衆衛生院(現・国立保健医療科学院)看護学科で1年間学んだのだが,その時の研究を卒業論文「明治時代の助産婦の助産婦活動の意義」としてまとめた。卒業後に,当時の『助産婦雑誌』の編集担当であった高木貴美子さんとのご縁で,その論文を『助産婦雑誌』第35巻8号(1981年)に「助産婦活動の歴史的意義──明治時代を中心に」として掲載していただいた。これが,私の初めての本格的な論文であり,掲載誌を手にした時の感動を今も鮮明に覚えている。
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