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第2回正常出産(Normal Labor and Birth)研究会議に参加して
芦田 千恵美
1,2
1正常出産研究会
2出張開業
pp.830
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665100826
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6月9日~11日の3日間,イギリスの湖水地方にあるグランジオーバーサンズで第2回正常出産研究会議が開催された。この会議はセントラルランカシャー大学助産学部のSoo Downe氏が大学の研究部門を挙げて企画運営しているもので,そのねらいは「正常な出産という領域のエビデンスを発展,普及させるための,また臨床実践,教育,管理,スーパービジョン,政策,さらなる研究協力を推進するための機会を提供すること」にある。
参加者は,ほとんどが臨床,あるいは大学の研究者で,UKはもちろんアメリカ合衆国,カナダ,ニュージーランド,オーストラリア,ドイツ,オランダなど小規模(参加者約130名)ながら国際会議の様相を呈していた。会議の構成は午前・午後ともに基調講演のあと2コマの分科会があり,参加者は1日に合計6つ(すなわち3日間で18)の講演・ディスカッションに参加することになるという,かなりハードなスケジュール。しかも私にとって言葉の壁は予想以上に分厚く未消化な部分も少なくなかったが,発表者と参加者の熱意が響き合う場にいることができて,とても幸せだった。
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