連載 [事例集]新しい健康日本21へのヒント・24
2040年をめざす社会環境整備と関係機関の連携―沖縄県における健康日本21(第2次)の取り組み
糸数 公
1
,
尾島 俊之
2
1沖縄県保健医療部健康長寿課
2浜松医科大学健康社会医学講座
pp.422-429
発行日 2015年5月10日
Published Date 2015/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200170
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はじめに
筆者は1990(平成2)年自治医大を卒業し,離島診療所等で地域医療に従事したあと,1997(平成9)年より公衆衛生を専門として,主に沖縄県内の保健所で勤務をしてきた。この間,母子保健計画や健康日本21の地方計画の策定支援を経験し,ヘルスプロモーションの理念にもとづく施策の推進等に取り組んできた。
2013(平成25)年4月からは本庁の健康づくり担当課長として着任し,健康おきなわ21(第2次)計画の見直し作業と合わせて「健康長寿おきなわ復活」の具体的な取り組みを県民や関係団体に示すことを求められる立場となり,現在も試行錯誤を繰り返しながら取り組みを進めているところである。本稿では,これまでの取り組みの概要を紹介する。
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