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NEWS DIGEST
pp.172-173
発行日 2011年2月10日
Published Date 2011/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101542
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保健・医療・福祉のこのひとつきの動き
感染性胃腸炎,昨年の3倍
ノロウイルス猛威
下痢や嘔吐を繰り返す感染性胃腸炎の患者が急増し,流行期を迎えたことが,国立感染症研究所の調査でわかった。ノロウイルスが主な原因とみて,手洗いなどの徹底を呼びかけている。
患者数は昨年同時期の3倍以上で,過去10年では大流行した2006年に次いで多い。患者は7歳以下が7割以上を占めている。同研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官によると,感染予防で最も重要なのは,せっけんによる手洗いだという。「吐いた物や下痢便には大量のウイルスが含まれ,子どもの間で簡単に感染が広がる。症状が出たら保育園や学校を休んでほしい」と話している。
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