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NEWS DIGEST
pp.238-239
発行日 2013年3月10日
Published Date 2013/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664102108
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保健・医療・福祉のこのひとつきの動き
高齢者への虐待
1万6700件
被害者の半数が認知症
2011年度は家族や介護施設の職員らによる高齢者への虐待が1万6750件あったことが,21日,厚生労働省のまとめでわかった。被害者の約半数が認知症,加害者の6割は息子か夫だった。厚労省は「認知症を理解してもらう取り組みや,リスクの高い家庭への支援を強める必要がある」としている。
高齢者虐待防止法(2006年施行)は,重大な虐待に気づいた人に自治体への通報を義務づけている。自治体が通報を受けて虐待と判断した件数は,前年度(1万6764件)とほぼ同じ件数だった。厚労省は「通報されていない虐待もある。通報制度のさらなる周知が必要だ」としている。
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