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NEWS DIGEST
pp.726-727
発行日 2015年8月10日
Published Date 2015/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664200239
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保健・医療・福祉のこのひとつきの動き
「がん死者,2割減」達成困難
検診受診率伸び悩み
国立がん研究センターは20日,がんによる死亡者数を2015年までの10年間に20%減らす国の目標について,達成は困難との見通しを明らかにした。喫煙率の減少が目標に届かず,がん検診の受診率も伸び悩んでいることから,現状では17%の減少にとどまるとしている。
国は,がん対策基本法にもとづくがん対策推進基本計画で,75歳未満のがん死亡者数(人口10万人当たり)を2005年の92.4人から2015年に73.9人とする目標を定めた。しかし,同センターがこれまでの実績などから推計したところ,76.7人と目標に届かないことがわかった。
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