活動報告
北海道立保健所が取り組む児童虐待予防活動―その成果と課題
岩本 泉
1
,
竹林 千佳
2
,
大西 由香里
3
1北海道保健師職係長会
2北海道胆振総合振興局保健環境部苫小牧地域保健室
3北海道空知総合振興局保健環境部滝川地域保健室
pp.840-846
発行日 2010年9月10日
Published Date 2010/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101453
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はじめに
北海道では,児童虐待予防を母子保健の重点課題として位置づけ,予防・早期発見・再統合の援助を含めた総合的な児童虐待予防対策を推進することとした。2003(平成15)年度の組織機構一部改正の際には,保健所に母子保健総合相談窓口を設置し,係長職の保健師(主査)を配置した。これにより保健所は市町村や医療機関などと協働し,母子保健活動において「児童虐待予防対策強化事業」を展開してきたところであるが,主査が配置されて5年が経過したことからその評価を行い,今後の方向性および課題を検討したので報告する。
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