PHOTO/PICK UP 「まちづくり」の現場/私のまちづくり・35
団塊世代の「千葉都民」が集結し,健康づくりを続けて10年―千葉県流山市“喜楽会”の活動/―住民組織“喜楽会”から学ぶ―行政が行う保健活動のあり方/自治会から発足した“喜楽会”の活動
伊原 理香
1
,
伊藤 博夫
2
,
渋谷 和子
2
1千葉県流山市保健福祉部保健推進課
2千葉県流山市喜楽会
pp.893-895,934-936
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664100340
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千葉県流山市四季野地区の住民で組織する“喜楽会”は,発足後10年を迎えた。20年ほど前から入居が始まったベッドタウンの住民は,定年退職を迎える年代になった。地域でも楽しく過ごしたいと考える会員が,人生80年代時代を楽しく生き抜いていくために,日々活動に明け暮れる。
流山市は千葉県北西部に位置し,東京都心から30km圏内にある首都近郊の住宅都市として,1967(昭和42)年に市制施行となりました。2005年8月にはつくばエクスプレスが開通し,市内にある流山おおたかの森駅から東京都内の秋葉原まで25分と,住宅都市としての発展を期待しているところです。人口は,15万2791人高齢化率は17.3%です(2006年4月1日現在)。
市の保健師は23人で,高齢者支援課(介護予防)に4人,障害者支援課(精神)に1人,訪問看護ステーションに1人,保育所に1人,保健センターに16人がいます。保健センターでは老人保健法,母子保健法の健(検)診,健康教育,健康相談,家庭訪問,予防接種事業などを母子保健係,成人老人保健係の2つの係で分担して行っています。
市内を5ブロックに分け,各ブロックを保健師2~3名で担当して地区活動を行っています。
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