卒業論文 看護人間学への出発
論文発表にあたって
あくつ 千代子
pp.2-3
発行日 1970年5月25日
Published Date 1970/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908941
- 有料閲覧
- 文献概要
「臨床看護の経験に立脚した公衆衛生看護を実践すること」と,かつて高等看護学院の学生であった頃,学友と語りあうなかで私は1つの目標として,公衆衛生看護に従事することをかかげていた。その後,看護婦として臨床看護に,保健婦として都市における公衆衛生看護活動を実践するなかで私は「看護とは一体何なのか」について疑問をいだきつづけてきた。その後,はからずも,行政の場において看護教育,主として現任教育を担当することになり,社会学,教育学,心理学などの学問領域からの援助を受けながら短期講習を企画実施するなかで,私のこの疑問はしだいに深まり,1つのテーマとして私のなかに位置づけられていった。
Copyright © 1970, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.