NURSING EYE
看護婦のための特別プログラムを企画して—ホーリー・ネイムズ大学(カリフォルニア)にて
ウィークス 幸江
1
1プラサー・メソディストメモリアルホスピタル
pp.66-69
発行日 1988年2月25日
Published Date 1988/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908478
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
日本の看護教育システムは,今や過渡期を迎えている.看護学校から看護短期大学への移行であり,四年制大学の増設もまことに徐々ではあるがなされている.
しかし,これらの短期大学,四年制大学の増設に伴い,こうした教育施設で教鞭をとる教員の資格,あるいは資質の問題が大きなものとなっているのも事実であろう.看護教育にあたる教員が,看護学生よりも学歴にとぼしいという事実は大きな矛盾である1).現在においても,准学士,学士課程を教える教員に看護学士号すらも持たない者が多いというのも事実である.アメリカにおいては、修士号を持たない者が大学施設で教えるということはまずはない.
Copyright © 1988, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.