特集 看護教育研究会夏期講習会集録
ヨーロッパの看護教育みたまま
松村 はる
1
1慶応義塾大学病院
pp.5-14
発行日 1968年9月1日
Published Date 1968/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663906068
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制度,教育,業務を中心に
今年の1月早々から3ヵ月にわたり約40日間をヨーロッパ,あと40日間でアメリカを回ってきました。自分で出かける前に,看護の制度,看護の基本にある教育,看護の業務と,この3つをみてきたいと考えて出かけたわけですが,見たままの感想あるいはその背景にある教育をお話ししたいと思います。
最初はスエーデンで,私自身出かける前に,保健の点で,あるいは人間の健康管理の面で非常に高度な考え方を持っている国という,予備知識を持って出かけたわけです。この国でいろいろお話を伺いましたところでは,1962年に国自体が,看護の教育について,日本でいう看護協会にたいして,諮問をされたということです。それ以来,看護教育の内容をいろいろ検討した結果,1967年初めて教育が文部省の管轄にはいったということです。
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