患者を受け持たせる場合の指導
甲状腺腫手術前後の患者の看護
楠 美智子
1
1三重県立大学医学部付属病院
pp.17-21
発行日 1964年4月1日
Published Date 1964/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663905270
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1.はじめに
よい看護婦を育てるためには,あらゆる方面からの,いろいろな教育方法があげられているが,なかでも看護学生には最も必要で,正しく導けば,最も教育効果のあがるのが臨床実習である。特に,患者を受け持たせて実際に経験させ,理解,吸収させた教育はかならず役立ち,将来有能なナースを生む結果となって現われてくることと思う。
私は1学生に2週間の期限で甲状腺疾患患者の術前術後を受け持たせ,患者中心の看護を経験させた例を取りあげ,学生に患者を受け持たせた場合の指導を報告する。
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