診断のポイント
甲状腺腫
隈 寛二
1
1神戸市隈病院
pp.1421-1424
発行日 1968年12月10日
Published Date 1968/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402202468
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診断の基本は注意深い診察に
甲状腺疾患の診断は,近年の目ざましい甲状腺機能検査法の発達でより容易にはなったが,反面,検査成績を重視するあまりの誤診もなしとはしない.ほかの疾患と同じく甲状腺腫の診断においても細心の病歴聴取と注意深い診察が基本となるべきで,酵素異常に基づく甲状腺腫などは別として,日常の臨床においては検査はあくまで補助的手段であることを忘れてはならない.
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